AIスクールの案内には「最大70%」「最大80%」という数字が並びます。ただ、自分が対象になるのか、いったんいくら支払うのかまでは、すぐに分からないことがあります。
そこで、受講料から二つの制度の給付額と実質負担額を比べられるシミュレーターを作りました。264,000円の講座で80%給付の条件を満たす場合、計算上の実質負担は52,800円です。ただし、表示結果は制度上限にもとづく概算で、給付を保証するものではありません。
補助金シミュレーター
補助金シミュレーター
AIスクールの受講料、補助金でいくらになる?
受講料と条件を入れると、2つの公的制度それぞれの補助額と実質負担額を試算します。
円
金額は各社公式サイト掲載の税込価格(2026年7月13日確認)。最新価格は公式サイトでご確認ください。
リスキリング支援事業
経済産業省|在職中の会社員向け
実質負担額
—
補助額 —(—)
転職+20%(上限16万)
自己負担
- サービス登録時と初回相談時に在職し、雇用主の変更を伴う転職を目指す人が対象
- 本事業の補助事業者が提供する対象講座のみ
- 税込受講料を税率10%で税抜換算した概算
専門実践教育訓練給付金
厚生労働省|雇用保険の加入者向け
実質負担額
—
給付額 —(—)
追加分(最大80%・上限64万)
自己負担
- 雇用保険の支給要件期間は原則3年以上(初回受給は2年以上)
- 厚労省が指定した講座のみ対象
- 原則、受講開始2週間前までにハローワークで受給資格確認が必要
プリセットで選んだコースの無料相談から、給付金の対象条件を確認できます。
計算前に知っておきたい二つの制度
① リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業(経済産業省)
転職を考えている在職中の会社員向けの制度です。
- 講座修了で受講費用(税別)の50%相当(上限40万円)
- 対象となる転職後に1年継続就業するとさらに20%相当(上限16万円)
- 合計最大70%・56万円
サービス登録時と初回のキャリア相談時に在職者で、雇用主の変更を伴う転職を目指す人が対象です。補助金を受け取るのは受講者本人ではなく補助事業者で、受講者はその事業者を通じて費用負担の軽減を受けます。対象講座と実際の支払方法は、申込先の補助事業者へ確認してください。
② 専門実践教育訓練給付金(厚生労働省)
雇用保険に入っている人向けの制度で、転職しなくても使えます。
- 講座修了で受講料の50%(年間上限40万円)
- 資格取得等をして1年以内に就職・在職で70%(上限56万円)
- さらに賃金が5%以上上がると80%(上限64万円)
雇用保険の支給要件期間は原則3年以上で、初めて教育訓練給付金を受給する場合は2年以上です。また、厚生労働大臣が指定した講座だけが対象です。原則として受講開始日の2週間前までに受給資格確認を行う必要があるため、早めにハローワークへ確認してください。
2つの制度を重ねて使えるか
同じ受講費用に二つの制度を重ねて使う前提ではありません。転職を前提にするか、雇用保険の加入歴や現在の働き方がどうなっているかで候補が変わります。シミュレーターで金額を比べた後は、制度の公式窓口と受講予定のスクールの両方で確認してください。
実際の計算例:キカガク「生成AIビジネス実践コース」の場合
受講料264,000円(税込)で、専門実践教育訓練給付金の80%給付が適用された場合:
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 受講料(税込) | 264,000円 |
| 給付額(80%) | 211,200円 |
| 実質負担 | 52,800円 |
この52,800円は、80%給付の要件をすべて満たした場合の計算です。受講時には264,000円をいったん支払う可能性があるため、戻る金額だけでなく、支払時期も確認しておく必要があります。
よくある質問
Q. 補助金は先に受け取れますか?
A. 制度で異なります。経済産業省の事業は、補助事業者を通じて受講者の費用負担が軽減される仕組みです。専門実践教育訓練給付金はハローワークから支給され、受講費用の支払いが先に必要です。支払時期と立て替え額は、申込先とハローワークへ確認してください。
Q. フリーランスでも使えますか?
A. ①のリスキリング支援事業は対象外です。②は雇用保険の加入状況次第で、直近まで会社員だった方は対象になる場合があります。ハローワークの支給要件照会で確認してください。
Q. どのスクールでも使えますか?
A. いいえ。経済産業省の事業は補助事業者が提供する対象講座、厚生労働省の給付金は厚生労働大臣指定の講座が対象です。申込時点の指定状況を、公式情報と申込先の両方で確認してください。
Q. 2つの制度は併用できますか?
A. 同じ受講費用への二重適用は前提にしないでください。講座側の取扱いと本人の条件を、補助事業者とハローワークへ確認してください。
計算結果を見た後に確認すること
シミュレーターは、制度ごとの上限を使った概算です。対象講座か、本人が支給要件を満たすか、受講前に必要な手続きは何か。この三点を確認してから申し込んでください。特に、給付前の立て替えが必要かどうかは、資金計画に関わります。
制度情報の最終更新:2026年7月
